【竜操教室 塾長日記】嫌だからと先延ばししても、やらないわけにはいかないし。

夏休みもあと2日。


最後の最後まで後回しにされる課題の代表格が「読書感想文」または「テーマ作文」です。


日本中の中学生がまさにこの時間、ネット検索でネタを探していることでしょう。


「そんなことしてないで、”ちゃんと自分で”書きなさい!」って怒られる声が聞こえてきそうですが・・・・


作文の苦手な子というのは、ネットで調べてもなかなか実際に書き始めることができません。


ネットからそのまんま完全コピーするならもちろん簡単なのですが(それはさすがにダメです)、ネットにある文を例文として、自分なりにアレンジして書くということができないのです。


読書感想文にしても、テーマ作文にしても、文章としての「型」がありますから、まずはそれに慣れていくことが大事ですが、その「型」がよくわかっていないと、せっかく良い例文があっても、そのどの部分をどのように変えていけば良いのかが判断できません。


だから、慣れるまでは、感想文や作文をいくつも実際に読んでみて、100%コピペの状態(もちろんそれはダメですが)から、90% → 80% → 70% と、だんだん自分のオリジナル文章を入れ込んでいけるようになれば、それで良いと塾長は思います。


絵を描くにも、まずは模倣から入ります。


文章だって同じことですから。


同世代の書いた読書感想文や作文を読んだことすらなければ、自力で文章が書けないのは当然と思います。


だからネットであれこれ調べて、いくつもの文を例文として読んでみることや、それらを参考にすることはとても大事なこと。


何もないところで、原稿用紙だけ見つめていてもどうにもならないということだけは伝えておきます。

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