【竜操教室 塾長日記】単語の意味調べをするのは、本文を訳したいからだ!
中学校の英語の授業の予習で、単語の意味調べをしていくるように課題が出ています。
教科書では、本文の横に進出単語が列記されていますので、それを教科書の巻末の辞書で調べるわけです。
教科書巻末の辞書は、教科書本文に出てくる単語の意味をピンポイントで記載していますから、それをノートに写して、はい終わり!
本文訳は学校の授業で先生がしてくれる・・・
そういうのが英語の予習のやり方だと3年間の授業で植え付けられています。
ちょっと順番がおかしくないですか?
なので、中学校の平易な文章ではなんとかなっていても、高校に行くとこれがまったく通用しません。
意味調べの予習は、まず本文を読みながら、自分がわからない単語を調べるのが基本です。
ところが、本文を読む前に、先に横に列記してある新出単語だけをただ調べてしまうので、結局本文をちゃんと訳すことができません。
本文を読みながらわからない単語の意味を探せば、その単語が動詞的に使われているのか、名詞的に使われているのか、または形容詞や副詞的なのかを考えながら辞書を引くことになるのですが、単に進出単語の欄だけを見て辞書を引くと、たくさんある意味の中からどの意味を書いたら良いのかわからず、結局一番最初に書いてある意味だけを書いてしまうのです。
こうなると、文構造より何より、まずは調べた単語の意味を優先して訳そうとしてしまい、とんでもなく間違った訳につながってしまいます。
辞書を引いても本文が全然訳せないんですよ~という高校生は、そんな状況に陥っていることが多いように思います。
ちょっとしたことかもしれませんが、中学校の授業の予習が新出単語の意味調べだけのことが多いので、3年の間についついそういう習慣になってしまうんだと塾長は思います。
英語の予習は、まずは本文を読むこと。
そしてその本文を訳していくこと。
そこで必要であれば単語の意味を調べること。
これが正解なので、普段からこの順番で習慣化していかなければいけないと思います。
3年間というのは短いようでいて、習慣を固定化するのには充分長いです。
間違ったやり方が習慣化してしまわないように、注意していかなければと思います。
0コメント