【竜操教室 塾長日記】「ようだ」って、結局どっちの意味なんですか?
「攻撃のようだ」とトランプさんが発言したと記事にありました。
「ようだ」という助動詞には以下の3種類の意味があって、どれを取るかによって言いたいことがまったく変わってしまいます。
① 比況 ・・・ 彼女はまるで花のようだ。
② 例示 ・・・ 先生のような教育者になりたい。
③ 推定 ・・・ ここに誰か来たようだ。
現代文を読み進むうえでも、この意味の違いを間違うとまったく解釈が変わってしまうので注意が必要なやつです。
「攻撃のようだ」が、①比況や②例示のように、「(まるで)攻撃のようだ」という意味であれば、攻撃ではないけれど、攻撃されたみたいな惨状だという意味になりますし。
これが③推定であれば、アメリカはレバノンが誰かに攻撃されたと考えているということになります。
このネット記事を読む限りはどちらの意味だかよくわからないのですが、原文はどうも後者のような感じで書かれているらしいです。
どっちの意味かで大きく状況は違いますから、紛らわしい言い方は避けて欲しいものです。
まあ遠い国の話なので、何の興味も持ってない人が多数でしょうけれど、時事問題にはできるだけ興味を持って、せめてレバノンってどこ?、ベイルートって?ぐらいはチェックしておいてほしいとも思います。
あと、「ようだ」の意味と使い方についてもね。
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