【竜操教室 塾長日記】選ぶのではなくて、選ばれるのです。

始めて受験を経験する生徒たちは、今一つその意味がわかっていません。


自分が行きたい学校を選ぶ以前に、その学校から自分が選ばれない限り、希望の学校へ行くことはできません。


立場を置き換えて考えてみると良いのです。


自分がもし高校の先生だったとして、自分の学校にはどんな生徒に入って欲しいと思うか。


少しでも能力が高くて、少しでも礼儀正しくて、少しでも素直で、少しでも向上心があって・・・


そういうポジティブな面での評価はもちろんですが、


真面目に授業を受ける気があるかどうかとか、何の理由もないのに遅刻や欠席をしないかどうかとか、宿題をちゃんと出す気があるかどうかとか、部活動に真面目に取り組む気があるかどうかどか、そういうところも気になるでしょう?


そして、入学定員がある以上、それらは絶対評価ではなくて相対評価で決まるってことが一番大事なのです。


いくら自分なりに頑張っていたとしても、それよりもちょっとでも頑張っている人たちで定員が埋まってしまったら、残念ながら不合格です。


自分が選ぶのではなく、自分が選ばれる立場だということ。


自分を選んでもらうためにはどうしなければいけないのかということ。


だから皆、頑張るし、努力するんです。


これから先の人生も、


進学するにしても、就職するにしても、やりたい仕事をするにしても、仕事で結果を残すにしても、自分で商売をするにしても、恋人を作るにしても??・・・


すべて自分の思い描いているものにしたいのであれば、他人から評価され認められる存在になることが前提です。


やりたいようにやりたかったら、ただ自分がやりたいようにやっているだけではダメなんですよ。


受験は、そういう大切なことを学ぶ良いチャンスです。


しっかり今の自分の状況を見つめなおして欲しいと思います。

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