【竜操教室 塾長日記】そんなに簡単ではないのです。

自己診断テストの数学で何点取らせることができるかって話の続きですが・・・


前回の得点分布をみると、数学では19点以下のところに全体の2割弱の生徒が居ます。


ところで、


これが10クラスの学年だとすると、そのうち2クラス分の人数が19点以下って、結構衝撃的な数字じゃないですか?


10年も中学生を指導していると、もう慣れましたけどね。


まあ、それは置いといて、


要するに20点以上取れれば、せめて30点以上取れれば、それなりに見ることができる点になり、あわよくば40点も取れれば御の字


そういう生徒も多数指導することになるわけです。


下手をすると正負の数の符号の扱いも怪しい生徒に、限られた時間の中で何を教え、何を鍛え、何を反復練習させるかで、結果が大きく変わります。


ここが塾としての腕の見せ所なのです。


ただ、結局そんなことをしても小手先のことで、本人の実力としてはあまり意味はなく、本来は基礎からみっちりやり直さなければいけないのですが、


とは言え、いつも20点の生徒が30点になり、40点になると、その後の勉強に対するモチベーションが変わってくるので、たとえ解き方を理解していようがいまいが、テストのたびに1点でも多く取らせることはとてもとても大事なことです。


全部をカバーすることは当然無理なので、出題内容にヤマを張ることにはなるのですが、これが責任重大なんですよ。


ずばり問題を予想していても、勘違いや計算ミスで、その貴重な問題を間違えてしまうし・・・


で、本人はそれほどぞれを悔しがるわけでもなく。


もちろん、そのすぐ横で、ほっといても80点以上は確実!という生徒も同時に指導しているわけですが、こういう優秀な生徒は指針さえ示してやればあとは自分でやるので問題ありません。


その違いは、歴然。


原因も予想される結果も。


番狂わせは起きないから、番狂わせって言うんですね。

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