【竜操教室 塾長日記】どのくらい内容が伝わってるのか・・・
教室では、単元説明の効率化を図るためにいわゆる「映像授業」を使うことがあります。
聞きたい内容だけピンポイントで聞けるし、
途中で止められるし、
聞き逃したら繰り返せば良いし、
何回同じことを聞き直しても怒られないし、
先生の言い忘れは無いし、
先生の説明はわかりやすし、
まさに良いこと尽くめです・・・・。
が、
ちゃんと人の話が聞けるレベルの生徒は、という条件付きですけどね。
中学生で言うと、感覚的には、かなり上位層の生徒向きのように感じています。
高校生で言うと、普通科で国公立大学を目指すレベルの生徒たち。
それ以外の生徒は、まあ、要するにその映像の内容に興味が無いままの生徒は、いくらわかりやすく説明されたとしても、何にも頭に入っていません。
さらに、その単元を理解しないといけない!勉強しないといけない!と思っている生徒でも、やはり人の話を聞いてその内容をつかむということができない生徒が多いのです。
要するに、指導ツールとしては良いこと尽くめのはずの映像授業なので、めちゃくちゃ使いたいけど、結局はそんなには使えないってことです。
学校の授業でも、ただ黒板を使って講義をしているだけでは、いくら簡単なわかりやすい内容であっても、上位層の生徒にしか伝わっていないということを理解しておかないとダメってことです。
興味の薄い勉強については仕方が無いのかもしれませんが、そういう生徒たちを見ていると、普段見ているテレビや動画でも、どのくらい理解できているのか心配になります。
うちの二女(中2)なんて、暇があればスマホでくだらない動画を見てますけどね。
それだって、あれだけ長い時間かけていったいどれくらい理解できているのか、怪しいものです。
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