【竜操教室 塾長日記】何事においても、独創はまず模倣から始まるんですよ。

国語のワークの問題で、条件作文が出ていました。


テーマは「ボランティアと私」


200字以内で書け!とのことですが、200字って本当にあっと言う間。


作文というよりコメントレベルなんですが・・・


それでも普段から文を書くということにまったく慣れていない生徒は四苦八苦しています。


学校の国語の授業では、文章読解の授業にはかなり長い時間をかけていると思いますが、作文についてはほとんど時間がかけられていないと思います。


まるで、絵を描いた経験が少ない人に、絵を描けと言っているようなもんです。


絵を描けるようになろうと思ったら、まずは上手な絵を真似するところから始めるように、作文だってまずは上手な人の文章を真似るところからスタートすれば良いのです。


同じようなテーマでネットを調べれば、いろいろ参考になる文章は見つかるでしょうから、まずはそれを真似るところから。


そういうと、「パクるの?」「コピペはダメ」という声が聞こえてきそうですが、絵を描くのだってそうだったように、まず最初は模倣から始めるのが基本ですよ。


たとえ丸写しだとしても、文の構成や言い回しなど、今後の作文の参考になることはたくさんあります。(まるっきりの丸写しは確かによくないですけどね)


何もスキルが無いのに、突然まともな文章が書けるようになるはずがありません。


まずお手本があって、それを自分流にアレンジするところからスキルを身につけていくのが自然な流れですから。


最終的には、文章を書くのが上手になりたい!そのための参考にしたい!という気持ちの問題で、それがあるのであれば、完全な丸写しだって十分意味のあるものだと塾長は思います。

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