【竜操教室 塾長日記】調査は調査、テストはテスト。すぐにできる改善はまず自己採点と解きなおし。
学力アセスの結果が新聞発表されてました。
岡山市独自問題なので、全体結果は前年までの結果と比較するしかないのは仕方ないとして・・・
正答率が前年までに比べて良かった学年や教科の改善理由が「授業改善」なのに、悪かった理由は「応用問題を増やしたことが影響した」っていうのはどうなんでしょう。
これって、見方によったらまったく逆にも言えること。
要するに前年とは問題が違うんだから、細かな正答率のたった数パーセントの上下を見て全体を推し量ることなんてとてもできないと思います。
他にも、「数式の意味を読み取る力が不十分なことが浮き彫りとなった!」って、まるで今回初めて発見したかのようなコメントもどうかと思います。
どれもこれも、自己評価なので仕方がないところはあると思いますが、
客観的に見た外部の評価なら
「ずっと以前から不十分だとされる”数式の読み取り”に対して、現場では効果的な対策がまだまだ実行できていないことがわかった」
ってところでしょう。
調査である以上、問題が毎年変わる中で、それらを比較してもしょうがないと思うんですよ。
やっぱり、全国同じ問題で比較できる県のアセスに岡山市も参加して、同じ問題を受けた子供たちを横並びで比較するほうが、指導方法や環境の違いなどを比較するうえで明確で良いと個人的には思います。
もちろん、公表しないだけで市内でも学校別の比較で問題点を抽出して改善につなげていただけているとは思いますけどね~・・・。
まあ、何にせよ、調査は調査として、テストを受けた子供たちにとっては何か月も前の話を今さらされても仕方ないということだけははっきりしてますので、来年以降はテストを受けた直後に自己採点、解きなおしの流れをまず定着させて欲しいと思います。
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