【竜操教室 塾長日記】そうは言っても、およその目安は必要と思いますよ。

学校で、志望校へ行けるかどうかの目安として、400点以上!とか、350点は要るね!って、簡単に言わないで欲しいんですよ。


順位と偏差値がバシッと示されていた昔なら、その変動を見ていれば十分でしたが、今はそういう競争を煽るような数値の公開はご法度ですから。


そうなると、とりあえず点数で言うしかないじゃないかという気持ちもわかりますけどね。


だとしたら、少なくとも平均点は目標数値で安定させてほしいのです。


平均点が100点も違うことがある定期テストと自己診断テストをごちゃまぜにして、目標点数を言うのは論外としても、定期テストだけでもその平均点のばらつきはかなり大きいのです。


平均が330点の時の350点が目標なのか、それとも平均が270点の時の350点なのか。


一律で比較できないのは、誰だってわかる理屈と思いますよ。


簡単なのは、得点の分布表を参考に、校内順位で〇〇位以内を目指せと言えばいいと思うのですが、それすら競争を煽るからダメなのでしょうか?


生徒たちにとって、学校の先生の言葉は思っている以上に重たいものです。


自分とかけ離れた目標数値を示されて、手が届くかもしれない志望校をあきらめてしまう生徒も多いのです。


まあ、そもそもれぐらいで簡単にあきらめるようではだめだし、一方で、結局最後まで自分の目標をぶらさずに努力する子が合格することになるので、それはそれでバランスが取れているのかもしれませんが・・・。


ともかく、どこを志望するかに関わらず、今の自分の能力をできる限り高めておくことが必要なのは間違いありませんから、そっちにもっと集中してくれればと思います。

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