【竜操教室 塾長日記】問題を解く目的をもう一度考えよう!

高校生は中間テスト期間に入ったところが多いようで、続々と自習にやってきています。


基本的には、課題をこなすので精一杯の様子です。


やれと言われた課題をやらないといけないのは当たり前ですが、なぜその課題をやらないといけないのかをちゃんと考えることが必要です。


テスト勉強なのですから、テストの日にその問題が解けないといけません。


だから、今自力で解ける問題をテストの日にもちゃんと解けるかの確認はもちろん必要ですが、それ以上に必要なのは、今自力では解けない問題が、テストの日にはできるようになっていることを目指して努力することです。


中学校の時にただ課題をこなすだけの勉強に慣れてしまっていると、高校の課題も同じくただ解くだけで勉強している気になってしまい、それをテストの日にもう一度解かされるということを忘れがちです。


だから、できる問題はサクサクと良いペースで解いて満足していますが、できない問題が見つかった時に、その問題をどうするのかという発想が無いのです。


せいぜい、答と解説を確認して、それを写したら終わりでしょう?


自力で解ける問題をサクサク解いていくのも必要ですが、できない問題をできるようにすることに比べたら、それはほとんど意味が無いと言っても良いのです。


だって、今できないことを次の機会にはできるようにするのが勉強だから。


すでにできることを確認しているだけでは、成長はありません。


今から九九の勉強をやりなさい!と言われたら、そんなもん今さら意味無いと思うでしょ?


それと同じで、課題の問題を解いてみて、今自力で解けるやつは後回しでいいじゃないですか。


なのに、だいたい自力で解けるやつを優先して、解けないやつを後回しにするから、何にも変わらないのですよ。


常に目的を意識することが大事なのです。

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