【竜操教室 塾長日記】令外官を作るよりも、律令そのものを見直すべき!!

学校へのスマホの持ち込みを容認するという話。


もうすでに持ち込みを認めて何年も経っている学校に勤務していると、何を今さら言ってるの?と正直思います。


塾でもそうです。


この10年で大きく環境が変わりましたし、これからも毎年毎年激変していきます。


子供たちがガラケーからスマホへ、そしてその所持年齢がどんどん低年齢化している現実を目の前にしていると、学校が持ち込みを禁止している方が現実にそぐわないと強く感じます。


ネットやニュースを見ていると、反対派の大人が多いようで、「現場を知らない!」とか、「現実を見て!」とか批判の嵐です。


現場では日々の現実を見ているからこそ、実態にそぐわない規則を変えようとしているだけだと思うんですけどね。


原則持ち込み禁止と言っても、実際にはいろいろな面(例えば部活とか、研修旅行とか、学外行事とか)で使用しないといけないので、そのたびごとに運用規定を作ってその場しのぎの対応をしているのです。


これがいろいろ矛盾を起こしてきている(だって原則持ち込み不可なんだもん)から、現場は対応に困っているのだと思います。


一度決めたことが実態にそぐわなくなっても、根本の決め事は変えずに、運用面でなんとかごまかすというのが日本人の歴史。


古くは令外官とか、現代でも憲法と自衛隊の問題とか、完全に矛盾を起こしていてもそのままでしょ?


学校内へのスマホ持ち込みについても、その延長なのかなと思ってしまいます。


面倒なものはとりあえず禁止しといて、現実から目を背けるという対応はもう限界なんですよ。


所持にしても使用法にしてもその功罪についても、家庭内はもちろんですが、学校も含めてじっくり考えなおす良い機会なのではと個人的には思います。

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