【竜操教室 塾長日記】デジタル化されたら良いことばかり。
最近では、学校の先生方の業務効率化の一環として、テストの返却がすべてPDFデータで配信されるようになっています。
もちろん、紙ベースの答案も返却されますが、これまでは、よほどしっかりしたご家庭でない限り、答案はそのままゴミ箱行きか、どこかに紛れてしまうのが常でした。
しかし、PDFで配信されるようになったことで、答案そのもののスキャンデータが履歴としていつでも確認できるようになりました。
しかも、前学年のものも含めて、すべてが自動的に記録として残るのです。
これは、なかなか素晴らしいことです。
実を言うと、塾ではこれまで、全生徒の答案用紙を回収してスキャンする作業がとても大変でした。
だから今は、ものすごく助かっています。
さらに言えば、これまでは知ることができなかった小問ごとの正答率データまで記録されているのです。
定期テストや自己診断テストで、自分がどの問題を間違えたのか、それが正答率の高い問題だったのか、低い問題だったのか、一目でわかるようになっています。
まだあまり活用されている様子は見られませんが、塾で指導する際のデータとしては非常に貴重です。
要するに、業者模試なんて、もはや特に必要ありません。
しかも有料であれば、なおさら不要です。
塾の言われるがままにお金を支払い、その結果をもとに危機感をあおられ、さらに営業をかけられる——そんな悪循環にはまらないよう、ぜひ注意してください。
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