【竜操教室 塾長日記】ただ机に向かっていれば良いわけではありません。
「今日は3時間も勉強した!」と満足していないですか?
ちょっと待った!その3時間、本当に意味があったのでしょうか?
勉強の成果は、時間の長さよりも“質の高さ”がモノを言います。
これは、仕事の現場でもよく見られる当たり前の話。
工場のライン作業やパートタイムの仕事では、「時間=成果」と考えられがちで、決められた時間内に、決められた作業を繰り返すので、効率よりも“こなすこと”が重視されます。
”こなす”というのは、要するに時間をなんとかやり過ごすってことです。
時給で給与が決まるのであれば、効率なんて関係なく、ただ何時間仕事場に居たかだけが重要になってしまうのです。
勉強でも同じように、「何時間やったか」にこだわる人は、まるで工場のライン作業のように、教科書をなぞったり、問題を解いたりして、勉強をしているふりをしているだけなんですよ。
それでは本質的な理解や応用力は絶対的に育ちません。
一方で、成果を出すプロフェッショナルは、「時間」よりもその「目的」と「成果」にこだわるのですよ。
たとえ限られた時間でも、何を達成するかを明確にして、最短ルートで結果を出すわけです。
勉強も同じこと。
できる人は、「この問題の考え方を理解する」「この単元の要点をまとめる」など、目的を持って取り組むから、時間は短くても、深く理解し、次に活かせる力が身につくのです。
たとえ何時間机に向かっていても、ただ時間が流れるのを待っているようではまったくの無駄。
「今日は何を理解したか」「どこができるようになったか」を振り返る習慣こそが、勉強の質を高める第一歩です。
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