【竜操教室 塾長日記】買うかどうかは期待値を知ってから
高校生の数学Aは、確率の「期待値」についての授業でした。
年末ジャンボ宝くじを例に挙げて説明すると、その期待値は約149.9円。
戻ってくると期待される賞金が150円なのに対して、支払うお金は300円なので……
その状況を理解した上で、バランスをどう考えるかが大事なのです。
計算も何もなく、ただ10億円だけを夢見て宝くじを買うのと、期待値を理解した上で、それでも挑戦してみるという選択をするのとでは、結果や見た目は同じでも、意味合いはまったく違うと塾長は思うのですよ。
数学なんて、社会に出たら何の役にも立たないことが多いかもしれないけれど、確率の勉強は、少なくとも自分の人生における様々な選択に影響を与えるものです。
だからこそ、数字の裏にある「考え方」を学ぶことが、未来の自分を支える力になるのだと思います。
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