【竜操教室 塾長日記】面談でよく聞かれるんですけれど・・・

自己診断テストで、どのくらいの点数を取れば良いですか?


そう聞かれると、学校の先生はけっこうアバウトなことを言うようです。


「朝日に行くなら460点は絶対だね」 「城東なら430点以上かな」 「操山や一宮なら400点ぐらい???」


そんなの全然足りないじゃん・・・ってあきらめそうになる生徒も少なくありません。


……いやいや、ちょっと待ってください。


では、たとえば竜操中学校で、自己診断テストで450点以上を取っている生徒が何人いるか、ご存じですか? 


400点以上の生徒は、どのくらいいるのでしょう?


その少なさを考えると、実際の合格人数から見ても、もう少し低い点数でも合格できる可能性は十分あるのは間違いありません。


高いにこしたことはありませんが、城東に合格した生徒でも400点に届いていなかった生徒がいっぱいいますよ。


学校の先生や塾の先生というのは、かなり厳しめのことを言いがちです。


それは、最初から予防線を張っておいた方が、いろいろと安全だからです。


万が一落ちてしまったときには、「ほら、だから厳しいって言ったじゃん!」と言えますし、 見事合格したら、「厳しいことを言ったおかげ」と暗に思わせることもできます。


もし甘めに伝えていた場合、合格しても「それくらい当然」と思われるし、 万が一不合格になったら「先生が甘く言ったせいだ」と責任を問われかねません。


それに、塾は営利目的ですから、危機感につけ込んで増枠させようとするのはある意味当然とも言えます。


ただ、うちでは、実績をもとに、面談でもできるだけ正直ベースでお伝えするようにしています。


もちろん、そうすることで予測外の結果になることもあり、責任を感じる場面もありますが、だからと言って「とりあえず厳しめに言ってお茶を濁す」ということはしたくありません。


合格しそうなら「合格しそうです」と言いますし、余裕があるなら「余裕があります」と伝えます。 


もちろん、厳しいときには「厳しいです」とはっきり言います。


そして、塾長が「厳しい」と言ったら——残念ですが、本当に厳しいと覚悟してください。


保護者の方にも、安心してご相談いただけるよう、これからも正直な情報提供を心がけていきたいのです。


 「うちの子にとって、今どこが現実的なのか」——その問いに、誠実にお応えしていきたいと思います。

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