【竜操教室 塾長日記】自分で考えて自分で動く力

成績は、「勉強しなさい」と言われて仕方なく取り組んでいるような状態では、なかなか伸びません。


誰からも何も強制されていない、自分で自由に使える時間を、どれだけ勉強に充てられるか――それが大切なのです。


成績を上げたいと思うなら、まずは自分自身を律し、この意識を持つことが必要だと思います。


成績上位の子を見て、「あの子は勉強が好きだから、何も言われなくてもやっているだけ」と思っていませんか?


もちろん、勉強が好きな子もいるかもしれませんが、成績上位者の多くは、「やらなければならないこと」だと理解しているからこそ、たとえ嫌でも自主的に取り組んでいるのです。


それは、好きなものばかり食べるのではなく、栄養のバランスを考えて、嫌いなものでも残さず食べるようなもの。


もしかしたら人目を気にしているのかもしれませんが、それでもちゃんと食べる、そういう姿勢です。


誰かに強制されないとできないのであれば、その誰かが見ていない場面では、きっとやらないでしょう。


でも、自分で自分に強制できるようになれば、誰も見ていなくても、ちゃんとやれるはずです。


子どもの頃は、誰かに管理されている時間が長いので、それでも何とかなるかもしれませんが、年齢が上がるにつれて、自分で自分を管理する時間が格段に増えていきます。


そのとき、どんな行動を選ぶか――それが本当に大事なのです。


何をするにおいても、自分で考えて自分で動く力こそ未来を切り開きます。


そういう力を伸ばしていって欲しいと思っています。

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