【竜操教室 塾長日記】どっちかと言うとネコ派なんです。

あるお母さんからのご相談にお応えしていたとき、ふと思い出したことがあります。


それは、「イヌ派かネコ派か」という話題です。


塾長は、小さいころに飼っていた犬も、今飼っている猫も、それぞれ大好きなのですが、今日は、ペットそのものの話ではありません。


昔、どこかの塾長さんのブログで読んだのですが、「指導にもイヌ派とネコ派がある」という内容に、本当に共感しました。


犬を飼っている方なら分かると思いますが、犬は本当に忠実で、お座りやお手を覚えたり、呼べばすぐ飛んできたり、ボールを投げれば嬉しそうに取ってきてくれます。


それに比べて猫は、実に気まぐれで、呼んでも無視することがあると思えば、急にすり寄ってくることもあるし、撫でていたら急にガブっと噛まれるたり、そこがまたかわいいところです。


一方で、犬は飼い主への依存心が強く、基本的に「指示待ち」の傾向があって、 「全部、お任せします!」といった感じで、飼い主の指示通りに動きます。


指導の面で言えば、そうやってすべて指示を出すことで結果を出すことも可能でしょうが、そういった「イヌ派」の指導法には、少し引っ掛かる部分があります。


対して猫は、本当に自分勝手で、飼い主に依存しません。


でも、餌がほしいときや構ってほしいときは、ちゃんと頼りにしてきて、こうした瞬間にお世話をするだけでも、猫はしっかりと育っていきます。


これって、指導でも同じことが言えるのではないでしょうか。


本人の意思に基づき、行動を決め、自ら結果にも責任を持つ。それが「ネコ派」の指導法であり、本筋なのでは、と感じます。


もちろん、どちらが正解というわけではありませんが、塾長自身の指導方針は「イヌ派」よりも「ネコ派」に近いのだろうなと思います。


自分の行動と結果に責任を持つのは大変ですが、それこそが本当の成長につながるのではないでしょうか。

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