【竜操教室 塾長日記】今日から授業再開です!
とはいえ、夏休みも今週で終わり。
宿題がまだ終わっていない生徒もちらほら見かけますが、正直、「君たちは一体何をしていたんだろう...」と、思わずつぶやきたくなる場面があるのも事実です。
しかし、これも毎年見られる風景で、ある意味で中学生らしさの一部なのかもしれませんね。
さて、うちの塾では、実は夏期講習にそれほど力を入れていません。
その理由は明確です。
夏期講習で目覚ましい成果を上げられるほどモチベーションの高い生徒は、自分自身で十分に学習を進めることができます。
要するに、いわゆる夏期講習でなくとも成果はでるでしょうよ。
一方で、そうでない生徒は、夏休みの課題すら効率的にこなせないことが多いでしょ?
もし自分が親の立場で、子どもの学習におけるコストパフォーマンスを真剣に考えるなら、やはりそういった判断に至ります。
何万円もかけて夏期講習を受講しても、その結果、講習内容も学校の宿題もどちらも中途半端になる。
それに加え、勉強以外の大切な時間も無駄に削られてしまう。
こうした生徒が実際、少なくない割合で存在しているのです。
もちろん、全く相関関係がないとは言いません。
ただし、当たり前のことですが、「お金をかければ結果が出る」というわけではないのです。
重要なのは、「選択」と「集中」。
そしてその根本にあるのは、やはり本人のモチベーションです。
モチベーションの高い生徒は、誰かに指示されなくても自ら進んで課題を終わらせ、次のテストに向けた学習を早くから始めます。
無理にやらせなくたって、自主的に塾の自習スペースに足を運ぶ姿も見られるのです。
夏期講習が本当に役立つのは、そういった状態に達してからで十分です。
学びを進める力は、本人の中に眠る小さな炎であって、その火を育てるサポートこそが、塾長の役目なんですよ。
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