【竜操教室 塾長日記】人間って、忘れていく動物です

せっかく時間をかけて完璧に暗記したことでも、時が経つにつれて忘れてしまう。


これはとても自然なことです。


だからこそ、「忘れること」を前提に勉強を進めていかなければなりません。


夏休みの宿題で出される問題集は、ほとんどがこれまで習った内容の復習です。


「できていたはずなのに、それができなくなっている」──それは、記憶が薄れているからです。


当たり前ですが、範囲の広いテストで得点を取るには、過去に習ったことをきちんと覚えている必要があります。


学校で学ぶ内容は、普段の生活の中では登場しないことばかり。


つまり、放っておくと確実に忘れてしまうのです。


完全に忘れてしまう前に復習して、思い出しておくこと。それがとても大切です。


だからこそ、夏休みの宿題は「忘れかけている内容」を確認し、思い出すきっかけとして、非常に重要なのです。


やっつけ仕事で済ませたり、タラタラと取り組んだりして「はい、終わり!」ではもったいない。


ひとつひとつの問題に丁寧に向き合い、真剣に取り組んでほしいのです。

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