【竜操教室 塾長日記】和訳だけさせるのではもったいない。

英語の長文問題にAIを使う際、単に和訳させるだけではもったいないと感じています。


いつも思いついたままいろいろ試しているのですが、今日はこんなふうに頼んでみました。


「一文ごとに分けて、英文→日本語訳の順で記載してください。その際、文構造が把握できるように、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)で分類してください。」


すると、全文を驚くほど素早く、かつ正確に分類してくれました。


この結果には正直、驚かされました。


市販の解答解説を見ても、せいぜい全文訳しか載っていません。


この方法で教科書本文を分類させれば、日々の授業の予習・復習にも大いに活用できそうです。


他教科でも応用できる場面は多くありそうなのですが、デジタルネイティブであるはずの生徒たちは、意外にもこういった使い方にほとんど興味を示しません。


これからは、こうした新しいツールを活用できるかどうかで、生徒間の差が大きく開いていくように思います。


使える人は、すでに使っています。おそらく。


教育現場全体としても、危機感を持つべきではないでしょうか。

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