【竜操教室 塾長日記】計算できているのでしょうか。

今話題の給付金ですが・・・


大人2万円、子供4万円として、大人2人子供2人の4人家族の場合、12万円もらえるということになります。


そんなのやめて減税しろ!という声も大きいのですが、果たしてこれを食料品の減税で浮かせるとすると、どれだけお金を使わないと同等にならないのか、計算できますか?


小学生の割合の問題ですが、残念ながらこれをすっと計算できる人ばかりじゃないということがネットのコメントを見ているとよくわかります。


12万円÷0.08=150万円


要するに、消費税8%を免除された食料品を150万円ほど購入したとして、やっとトントンってこと。


これは中流の世帯にとって、まあまあデカい金額ではなかろうかと思います。


そう考えると、給付でも食料品の消費税1年間免除でもどっちでも良くない?って感じです。


小中高生を教えていると、「割合」の理解度の低さを日々実感するわけですが・・・、これが大人になったら突然に理解できるようになるものでもなく・・・。


給付か減税かで経済的な効果は違うのでしょうが、そもそもこうしたごく単純な計算が前提の上の議論になっているのかどうか疑問に思うのです。


そんなこと十分わかった上での議論であれば、それはそれでちゃんとやらないといけないのですけれど。


ともかく、お金の話と「割合」の計算は切っても切れない関係ですよ。


面積の計算なんてできなくてもいいですけどね、将来少しでも損をしたくなければ、あるいは騙されたくなければ、「割合」だけはしっかり理解して大人になってほしいと思います。

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