【竜操教室 塾長日記】できるようになってます???

勉強というのは、できなかったことをできるようにすることです。


知らなかった言葉や単語を知ることができたり、解けなかった問題の解き方を覚えることができたり、よくしていたミスをしなくなったり・・・


そういう知識面での前進が無ければ勉強ではありません。


ところが、そのごくごく当たり前の理屈が理解できていない生徒というのはたくさんいます。


ワークでも、解ける問題ばかりを選んで解き、解けない問題は答を赤で写して満足しているんです。


解けるはずの計算問題を間違えていた時に、その原因を突き止める気は一切ありません。


選択問題の選択を勘で解いたらたまたま正解していただけなのに、「ラッキー!」て言ってそのまま放置するんです。


問題文がちょっと長かっただけで、読みもしないで答を丸写ししてます。


すべての行動が、「宿題で出されているから」「やれ!と言われているから」「やらないと怒られるから」という理由だけで、「わからないものをわかるようになりたいから」「できないものをできるようになりたいから」という一番大事な気持ちが抜けているのですよ。


こういう生徒は、この気持ちの持ち方を変えてあげなければ、どれだけ長い時間机に向かっていたとしても、どれだけお金をかけて塾へ行かせたとしても、無駄です。


長い時間机に向かうことが勉強することだと勘違いしている限り、成績は動きません。


本人は頑張っているつもりでも、あるいは保護者の方から頑張っているように見えても、この勘違いを修正しない限り結果にはつながらないんです。


で、そういう状態の生徒って、たくさんいますよ。


少なくとも全体の半分以上、いや、もっと多いような気もしますが、困ったことに本人にその自覚がないので、指摘されてもなかなか修正できないというところが問題なのです。


ともかく、日々の塾長の仕事はまさにその指摘と修正が最優先ということです。

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