【竜操教室 塾長日記】勉強とは、繰り返して覚えること
暗記系の科目では、「どれだけ理解しているか」よりも、「どれだけ覚えているか」が重要です。
にもかかわらず、覚えるための時間が圧倒的に足りていないことが、大きな問題なのです。
漢字や単語を覚えるとき、1回書いただけで覚えられますか?
何度も繰り返し書いたり、ときには声に出してみたり。
しばらくすると忘れてしまうので、忘れる前に思い出してみたり。
そうやって記憶に定着させていくことを「暗記」と言います。
塾長は、こうした暗記作業こそが、勉強の基本だと考えています。
理科や社会の用語を覚えるのはもちろん、英語であれば単語や熟語などの語彙だけでなく、基本構文も丸ごと覚えるべきだと思います。
場合によっては、数学の基本的な解法も、すべて覚えているものなのです。
国語でも、定期テストに出題される教科書の本文を、何度も読み返しているはずです。
だから、「どれくらい時間をかけて考えたか」よりも、「何回繰り返して解いたか」「どれだけ正解や解法を覚えているか」のほうが、何倍も大切だということを知ってほしいのです。
わからない問題をただ見つめているだけの時間は、基礎的なレベルにおいては“勉強時間”とは言えません。
何時間机に向かっていたかなんて、正直どうでもいいのです。
「どれだけ覚えられたか」「どれだけ新しいことができるようになったか」
それを意識して、日々の勉強に取り組んでほしいと思います。
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