【竜操教室 塾長日記】なんのためにやってるんだろうか・・・
今週は全国学力テストがあります。
何を勉強したら良いですか?と聞かれることもあるのですが、特にこれ!といったものはありません。
今までに習った内容全般から聞かれるので、強いてあげるとすれば出題形式になれるために過去問をやっといた方が良いかな?というレベル。
毎年書いていることなのですが、この学力テスト(そして岡山独自の学力アセス)は、成績が返却されるのが夏休み前後になります。
今から少なくとも3か月後。
正直、3か月も経ってから返却されたって、なんの意味もありません。
自分ができないところを見つけて、それを学びなおすということがテストの目的だとすれば、返却に3か月もかかってしまうこのテストに、生徒側にとって大した意味はありません。
そもそも、テストを受ける生徒のためのテストではなくて、指導する側の問題点を探るという目的なのだから仕方がないことだとは思います。
しかし、それにしても3か月もかかって成績が集計され、そこから何らかの会議が開催され、ちょっと会合を持って結論を出すころには、今年度は終わってしまい、改善の実施とその効果測定が行われないままに次の学力テストが行われる・・・・ということの繰り返しで、いったい何が改善されているのかよくわからないように思います。
ただ単に、全国平均より高かったとか低かったとか、それだけしか見れないのも、分析に3か月もかかるからではないかと思っています。
予備校の全国模試ですら1か月以内に成績集計が出るのに、国家プロジェクトのスピード感がこんなもので良いのか、そしてそれがもう何年も何の改善もないのはなぜなのか、塾長は毎年疑問に思うのです。
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