【竜操教室 塾長日記】太郎さんと花子さん、どこに行きました?

今年の県立の入試問題を見ていると、なんかすっきりしたな・・・と思います。


特に数学で、なんとなくわかりやすい問題ばかりだなと感じたのは、余計なお話が少なくなったからですね。


昨年度の数学と今年の数学を比較してみればあきらかなのですが、要するに、太郎さんと花子さんの会話が極端に減ったことがよくわかります。


さすがに、去年はちょっとひどかった・・・と出題者の先生方も思ったのでしょうか。


数学力を問う問題に読解力まで加えてしまっては、成績中位から下位の生徒にとっては、数学の問題なんだか国語の問題なんだかわからなくなってしまうのですよ。


そもそも、教科書の問題構成ではシンプルなものがほとんどなのですから、県内統一の問題では基礎的な学力をシンプルに問うものが主体になるべきです。


上位層だけの選抜なら、より深い思考力を問う問題も良いでしょうけどね。


ただ、その上位層向けの朝日の独自問題には、太郎さんと花子さんの会話形式はほとんど見られないってところも面白いと思いますが。


そもそも、いつも言うことですが、県内にせっかく2種類の入試問題が存在しているのだから、それを1校とその他全部に割り振るのではなく、上位普通科10校程度とそれ以外に割り振ればいいと思うんですけど・・・


なんでそうならないんでしょうか。


やっぱり、しょうもないプライドの問題ですかね~。。。。

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