【竜操教室 塾長日記】正解ならそれで良いってことではありません。

ワークの問題を解いているときに気を付けてほしいことは、その場の問題が正解かどうかだけに集中しないでほしいということです。


例えば英語のワークの問題で、こんな選択問題があったとします。


彼はお気に入りの歌を聴いているところです。

He(  ) listening to his favorite song.       ( am / is / are )


 こんなもん、is が正解に決まっているわけですが、大事なのはそこではないのですよ。


ここは、be動詞+ing で進行形の文法を習うページの導入問題ですが、それを理解する一方で、それ以外の語彙に注目することも大事です。


listen to ~  ~を聴く      his favorite song  お気に入りの歌


どちらも超重要な頻出熟語ですが、これを英訳しろと言われて、何も見ないで書けますか?という確認をしてほしいということなのです。


なんとなく意味がわかるとか、そういう話ではありません。


完全英訳を指示されて、何も見ないで英文が書けるのかどうかが大事なのであって、「is」が選択できたからそれでいいやという話ではありません。


ワークの問題の例文では、それまでに習った単語や熟語、そしてそのレッスンで出てくる表現などが使われています。


だから、選択問題が正解するかももちろん大切ですが、その他の表現についても、知ってますか?書けますか?ってことを常に意識しておかなければいけません。


知らない表現や書けない表現が出てきたら、ワークの設問とは関係なく、それをノートなどに書き出して暗記しなおしていくことが大切なのです。


そこを意識しているかしていないかで、同じページ数のワークを学習したとしても、その学習効果は何倍も違ったものになるということを理解してほしいと思います。

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