【竜操教室 塾長日記】付箋をペタペタ貼るだけでは・・・

高校生はテスト期間に突入している学校が増えてきました。


テスト範囲表をにらめっこをしながら、教科書やノート、問題集にペタペタと付箋を貼っていく女子生徒。


かなりの時間をかけて、かなりの量を貼り終えて、さあ、勉強開始と思ったら、今日はここまでなのだそうです。


ここまでの勉強?(ただの作業)で十分満足したようで、これだけちゃんと範囲を確認しておけば本人的には大丈夫と思っているよう。


次は、教科書を見ながらノートに要点をまとめていく作業に入りました。


ノートまとめがダメとは言いませんが、テストに向けては必ず演習の時間を充分に取って欲しいのです。


まとめたり、眺めたり、暗記したりというだけでは、自分の今の力をチェックして修正するという過程がありません。


演習を繰り返せば、自分がどこができないのか、どこがわかっていないのかがはっきりして、それを修正することができます。


要点まとめと演習の両方にたっぷり時間をかけられればそれがベストですが、要点まとめから入って、結局時間切れで演習がほとんどできませんでしたという状況では、テストの得点にはつながりません。


本来、ノートまとめや要点まとめは授業中に終わらせておいて欲しいことです。


テスト前の貴重な時間はできるだけ演習中心で。


高校生までになると、なかなか自分が今まで信じてやってきた習慣を変えられないという生徒が多いので、もっと早い段階、小学生や中学生の時から、そういう意識、習慣をつけていかなければと思います。

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