【竜操教室 塾長日記】とりあえず、答と解説を見ましたか?

受け身の勉強法になっている生徒は、わからない問題があったらすぐに質問をしてきます。


ひどい時には、ぱっと見ただけで難しそうと判断して、問題を読みもしないで「これ教えて!」って言ってきます。


そんなやり方をしていたら、どれだけ勉強時間を費やしたとしても何も頭に残りません。


問題をまず読んで、わからなければ答と解説を読んで、それでも意味がわからなければ、そこで初めて先生に質問するという流れにならないといけないと思います。


質問されたときにまず確認するのは「問題を読んだかどうか」で、その次に「答と解説を読んだかどうか」、場合によって「教科書やネットなどで調べたかどうか」。


その上でわからないところや教えるべきところを教えるのが指導者の役目と思います。


ただ、受け身の姿勢の生徒は、答をそのまま写すだけのものとしか捉えられていません。


答と解説を上手く利用できるようになることは、自学を進める上での最優先事項なんですけどね。


大人の中にも答の冊子を取り上げたり渡さなかったりするのが当然という人が居ますけど、そういう大人はおそらく学生の時に自分も受け身の学習姿勢だったのでしょう。


勉強するのは本人だし、テストを受けるのも本人で、テストの時に横で先生が解説してあげられるわけではないのです。


わからないことは何でも聞いてくれればよいのですが、それはあくまで自分でできるところまで努力した後の話ですから。


その順序を間違わないようにして指導していかなければと思います。

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