【竜操教室 塾長日記】暗記すればいいだけ・・・なのですが。

英単語とか、理科や社会の用語とか、そんなの暗記すればいいだけじゃない

・・・と簡単に言う人が多いのですが、果たして暗記するのはそんなに簡単なのでしょうか。

中学生を見ていると、暗記のやり方が全然わかっていない子がだくさんいることに気が付きます。

そもそも、暗記のやり方を誰かから習ったことがないし、自分でも今までそれほど暗記に挑戦したことが無いので、身に付いていないのです。

暗記のやり方がわからないと、覚えるのに自分がどの程度手間と時間をかけないといけないのかを想像することもできません。

そうすると、テスト直前になって無謀な量を覚えようとして、物理的に無理なだけなのに、自分には暗記は向いていないという間違った印象を持っている子も多いです。

勉強ができる子は、自分と違って、ちょっと眺めるだけでちゃちゃっと覚えられるものだと勘違いしているんですね。

やり方がわかったとしても、それ相応の手間と時間がかかることは変わらないのに、それもよくわかっていません。

結果として、暗記は苦手！の一言で、どうしても覚えないといけないものから逃げ続け、知識不足から勉強が苦手になっていくわけです。

そういう生徒に、「暗記すればいいだけじゃない！」と言っても無駄です。

少しずつ少しずつ、暗記の成功体験を積ませていくこと。

それしかありません。