【竜操教室 塾長日記】ワークの学習のやり方をチェック・・・の続き。

ワークの学習の仕方の続きですが・・・


問題を解くにあたっては、まず”自力”で解いて欲しいと思います。


現時点の自分の力を把握するためにも、何も見ないで答えられる問題がどの程度あるかをチェックすることが大切なのです。


基本的には一度学校の授業を受けてから解いていることが多いのですから、まったく手が出ない、さっぱり意味がわからないという状態はマズイと思わなければいけません。


でも、だからと言って最初から教科書やノートなどの資料を見ながら答を埋めていくのは意味がありません。


あくまでまず自力で解いてみて、その後にできなかったところや間違ったところの確認のために教科書やノートを見るようにして欲しいのです。


ただ、ワークには解答と解説がついているのが普通ですから、その解答と解説を確認するだけでも十分です。


できなかったところは、赤ペンでひとまず正解を記入しておけば良いのですよ。


大切なのは、何も見ないで自力でできる問題がどの程度あるのかを見極めて、現状、自力ではできなかった問題をテストまでにできるようにすることなのです。


自力でできるところだけやって、あとは答を丸写ししただけというのでは、まったく時間の無駄です。


赤ペンで記入されている解答のうち、どれだけを自力で解けるようにやり直したかが勝負なのであって、そういう視点が抜けている勉強は、どんなに時間をかけても勉強ではありません。


もう一度まとめますが、


① ワークはまず何も見ないで自力で解いてみる。

② 1ページごとにすぐに答合わせをして、空欄や間違いは赤で正解を記入する。


ここまでで、一応学校へ提出できる状態にはなります。


ただしその後、


③ 赤で記入された問題を、一つでも多く自力で解けるように解き直したり、覚え直したりする。


これを実行することができていません。


この③のことを「勉強」と呼ぶのであって、①と②は勉強ではないということに早く気が付いて欲しいと思います。


成績不振の多くの生徒は、①と②にかかる時間は自分でも考えていますが、③にどの程度時間をかけるかということや、そもそも③が必要だということが頭に無いのです。


ここをまず理解させるところからですね。

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