【竜操教室 塾長日記】やれやれと言う前に。ただやれば良いということではありません。
今朝、うちの嫁が来週定期テストがある中1の次女に勉強を促していました。
「学校の宿題が終わったんなら、チャレンジ、まだ全部終わってないでしょ?あれからやりなさい!」
おいおい、ちょっと待て!
テスト範囲を確認してますか?
チャレンジのできていないところの範囲も確認してますか?
それが一致していれば、まあ、構わないですけどね。
おそらく、チャレンジは公立の中学生だとほぼ1か月から2か月は先の内容が手元に届いていると思います。
もちろん、優秀な生徒が先取りで勉強をするのはまったく問題ないと思いますが、うちの次女のレベルでは先取りも何もありません。
それに今はテストの直前です。
そんなことよりも、まず学校から渡されているワークなどの教材、課題のプリント類などでできていないところがあればそちらをやるのが最優先になります。
ということで、まだ提出範囲は指示されていないけど、すでに習っている範囲のワークでまだできていないところ、つまり課題で指示されそうなところを自分で確認してそこをやるように次女に伝えました。
「せっかくお金を払ってチャレンジやってるのに・・・」
と、嫁は少々不満そうでしたけど、定期テスト直前は直前でやるべきことがあるのです。
そもそも勉強については後ろ向きな子供が多いのですから、それを深く考えずにただやれやれと言うだけではさらに後ろ向きになってしまう危険が大きいです。
何を優先して勉強するべきか、本人と相談しながら、あるいは助言しながら、最終的には本人に考えさせることが大事です。
やれって言われたからやっただけという状態では、結果に対する反省や改善も自主的には生まれてこないですから。
今はまだ素直に従っていますが、そのうち、親の言うことなんて全然聞かなくなる時期が来た時に、自分で自主的にそして論理的に考える力がついていなかったら大変です。
この年代までに、少しでもそういう方向に持っていってやらなければと思います。
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