【竜操教室 塾長日記】特別入試。あなたのアピールポイントは何ですか?
特別入試を終えるといつもそういう傾向になるのですが、すでに合格した気分の生徒が出てきます。
そんなこと思ってないよ~と口では言いながら、心の中では合格してるかも?って思ってるんです。
なぜなら、勉強に対する姿勢が急に緩んでますから。
世の中そんなに甘くありません。
2倍を軽く超える倍率の中で、なぜ自分が合格できるのかを冷静に考えてみて欲しいのです。
特別入試というのは、選抜方法が特別だから特別入試と言うのです。
入試要項には選抜の方針が以下のように書いてあります。
選抜に当たっては、中学校等の校長から提出される調査書、学力検査・面接・各高等学校において選択実施する検査(以下「選択実施する検査」という。)の結果及び自己申告書等を資料として、目的意識や適性等を重視し、各高等学校の科・コース・類型・分野の特色を配慮して総合的に判断する。調査書の評定については、第1学年、第2学年及び第3学年の各教科の評定を活用する。「なお、高等学校長は、募集人員の一部について、学力検査の結果が一定以上にあれば、あらかじめ示した実績を重視して選抜を行うことができる。」
このように、学力検査の結果が一定以上にあれば、(それ以外の)実績を重視して学校長の裁量で選抜できるのが特別入試です。
つまり、例えば部活動で目覚ましい活躍があったとか、生徒会活動やボランティア活動、その他の課外活動を熱心にこなしてそれなりの成果があれば、学力が足りなくても、それを評価されて合格することができるのが特別入試です。
当然、学力的に多少厳しくてもそういう自己アピールがある生徒たちを優先して合格させる以上、そういうアピールが何もない生徒は明らかに不利な入試制度なのです。
そんなんずりぃ~わ~
って文句を言うのであれば、今後のことも考えて、今からでも良いので自分なりの自己アピールができるものを作っていきましょう。
大学入試だって、今や一般入試で合格するのは私立大学に限る全体の半分以下。
学力も大事ですが、それ以外に自分をアピールできるものをどうやって作っていくのかが問われる世の中になっています。
ともかく、特別入試は不合格であることを前提に、一般入試までの残り20日間を有効に活用するようにして欲しいと思います。
まだ何も結果は出ていないのですから、気を抜いてはいけません。
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