【竜操教室 塾長日記】1度解けただけで、できるようになったわけではない。
定期テストでは、敢えて授業で扱ったものとまったく同じ問題を出します。
同じ問題を出すからね!と宣言したうえで。
皆、数学は暗記科目ではないと思っているので、1度解いた問題をもう一度解き直したり、基本的な問題の解き方を暗記したりということができていません。
同じ問題を解けるようになるまで何度も繰り返し解くことが、基礎的な力をつけることになり、その後応用問題へ対応できるようになるのですが、そのことがイメージできていないのです。
例えば、英単語を覚えるときに、水曜日=Wednesday だと教えてもらっただけで書けるようになりますか?
今書けたとしても、明日になればすぐに綴りが怪しくなるものです。
完全に覚えてしまうまでは、やはり何度も何度も繰り返し書いたり発音したりすると思います。
ところが、数学の問題になると、一度解き方を教えてもらって解いてしまったら、なぜかもうできるようになったつもりになっています。
簡単な単語の綴りですら次の日には怪しくなるのに、数学の問題の解き方を明日まで覚えていますか?ってことです。
忘れる前にもう一度解き直して、解き方を記憶に定着させることが大事なのです。
そういう意味では、英単語の暗記と何ら変わるところはありません。
数学が苦手と言う人は、英単語を1度書いただけで、こんなの「覚えられません」と言っているのと同じなのです。
そりゃあ無理でしょ。
そこのイメージを覆していかなければ、数学はできるようにはならないのです。
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