【竜操教室 塾長日記】せっかく90点以上取っても、追い風参考記録なんでね。手放しでは喜べません。

竜操中学では、中間テストの成績のあゆみが返却されました。


予想はしていましたが、いろんな意味でひどいことになってます。


中3の英語の平均点が79点。


90点以上の生徒が136人も居ます。(受験者は328人)


80点以上になると、205人。


社会は90点以上が110人も居て、平均点が75点。


事前に対策プリントという名前で、まったく同じ問題をやらせているわけですから、当然と言えば当然なのですが、定期テストがこんなことで本当に良いのか疑問に思います。


小学校のカラーテストじゃあるまいし・・・。


まあそれでも、先生に対する忠誠度や今のモチベーション、短期的暗記力は参考程度に測れますからよしとしましょうか。


一方、数学では分布表の0点~19点のところに49人も居ます。


マラソンレースが終盤に差し掛かってきているこの時期、もうすでに走るのを止めてリタイア気味の生徒が2クラスも居るってことです。


平均点は59点ですが、分布の山がきれいな”ふたこぶラクダ”になっているので、ちゃんとレースに参加している人だけの実質的な平均はもっと高いでしょう。


平均点をとっていても、まったく真ん中ではありません。


そして、当然ですが、各教科を受けているのは同じ生徒たち。


各教科間でこんなに極端な分布になるのは、各教科間で難易度に大きな差があるからです。


そして、前回の自己診断テストの平均点と比べて5教科で100点も平均点が違うのに、学校の進路指導では5教科の点数でしか合否の目安を言われないらしく・・・


結局、そうやって塾などの情報を頼らざるを得なくなるんですね。


学校のそんな状況は、塾経営面ではプラスでも、子供を持つ親の立場としてはもう少しなんとかならないの?とも思います。


ともかく、学校の定期テストはそんな状況なので、陸上の追い風参考記録、フィギュアスケートのエキシビジョン、サッカーの親善試合みたいなもんだと思ってください。


いろんな判断は、昨日実施された11月度の自己診断テストの結果待ちですね。


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