【竜操教室 塾長日記】覚えろ!と言われたものを覚えていないのだから、出来なくて当たり前なのです。

おうぎ形の面積を求める問題。


どうやるんでしたっけ?


円の面積の公式は?


円周の長さを求める公式は?


ちゃんと覚えてないと、円に関係する問題は全滅になるよね?


うん、じゃあ、覚えとく~!


・・・という会話、もう何度教室内で聞いたことか。


勉強ができない、思うように成績が伸びない、という理由はとても簡単です。


習ったことの中で、覚えておかないといけないことを覚えていないからです。


頭が良いとか悪いとかじゃなくて、必要なことをちゃんと覚える気があるかどうかの問題。


そう言うと、覚える気はあるんだけど、覚えられないんだよね~みたいなことを言うのですが、それは、覚えるまでやる気があるかどうかってことでしょ?


1回や2回勉強しただけで覚えられたら、誰も苦労はしないのです。


それなのに・・・


まだ全然覚えられていないのに・・・


「まっ、そのうちに覚えられるでしょ」


って、いつもいつも先送りしているから、いつまで経っても覚えられないのは当たり前です。


興味が湧かないものだからと言って、いや、興味が湧かないものだからこそ、覚える気で覚えないと覚えられるはずがないし、覚えていないものを聞かれても答えられるはずがありません。


勉強をする上で、興味が湧くか湧かないかがモチベーションになってはいけないのです。


それを覚えることが、この先必要なのか必要でないのか。


必要なのであれば、興味が湧かないものであっても覚えないといけない、それが勉強というものだと割り切らなければいけません。


そこがまったくわかっていない!


それが勉強ができない、思うように成績が伸びない一番の理由です。


中学校の勉強で、難しいからわからないものなんてほんのわずかしかありません。


ほとんどは、覚えていないか、知らないから答えられないだけです。


勉強ができるようになろう、成績を伸ばそうと思うのであれば、まず、覚えるべきものをちゃんと覚えるという基本的な意識を持って欲しいと思います。


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