【塾長日記】深謀遠慮をめぐらせるべき。

さっきヤフーの記事に出ていたのを読んだのですが、あのフリマアプリの「メルカリ」で、読書感想文が買えるのだそうです。


夏休みの宿題用だと思いますが、数百円から千円ぐらいで、実際に売れているようです。


・・・・・(/o\)


アホちゃいます?


宿題を自分でやらないでお金で買うなんてけしからん!というごく当たり前の話はちょっと置いておいてですね。


なんでわざわざ他人の文章を買うんでしょう?


他人の文章を買ったとしても、ネットで引っかかった文章を丸写ししたとしても、お兄ちゃんやお姉ちゃんが昔書いた文をそのまま拝借したとしても、ほとんどお母さんに書いてもらったとしても、


結局は「自分では書かない、書けない」という事実は変わらないのだから、わざわざお金を出すまでも無いと思うのですが、皆さんはどう思います?


それに、自分で書いていない文章は、どうせ国語の先生にはバレバレなんです。


その時点で、中身をどこから手に入れたかなんて、どーでも良い話です。


なんか線引きがおかしいんですよ。


昨日もですが、学校の課題の漢字の問題集をやっている生徒がいました。


見ると、自力ではわからなかった漢字をネットで検索して書き込んでいます。


そんなもんちゃんと辞書引けや!という正論はちょっと置いておいてですね。


答を持ってきてないの?と聞いたら、持ってきてると言います。


答を持ってきているのに、それを見ないでおいて、ネットで調べることになんか意味あります?


ネットで調べようが、答を見ようが、極論で言うと辞書を引くことも同じですが、現時点で自力では書けなかったという事実は変わらないでしょう?


やるべきことは、書けなかった漢字をいかに早く書けるようにするかを考えて実行することのはず。


何度も書くとか、繰り返し覚えるとか、そういうことに少しでも時間を振り向けたいのです。


辞書を引くのが面倒だからネットで調べる・・・というぐらいなら、最初から答を見なさい!ということです。


正解を知るのに、答を見たか見なかったか、辞書を引いたかどうかなんて何の関係も無いんですけど。


深謀遠慮(しんぼうえんりょ)
深く考えを巡らし、のちのちの遠い先のことまで見通した周到綿密な計画を立てること。また、その計画。▽「深謀」は奥深い見通しをもったはかりごと・考え。「遠慮」は、ここは将来について考え巡らす、遠く先のことをおもんぱかる、よくよく考える意。


何のために、どういう目的のために、どうすることが一番良いのかを自分の頭で自分なりに考えて行動できるようになって欲しいと思います。


それができるようになることが、成績向上の一番の近道だろうと塾長は思います。


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