【塾長日記】過ぎてしまった時間は取り戻せないもの。

塾長は子供の頃、ゲーム小僧でした。


と言っても家に家庭用ゲーム機は無く、もっぱらゲーセン通い。


なけなしの小遣いを握りしめて。


何度もプレイできるわけではないので、他人のプレイをひたすら見て勉強し、自分がプレイする時には慎重に慎重に、それでいて簡単には失敗できないプレッシャーもかかりつつ、そういう限定された状況の中で、より難しい面をクリアしていくところに面白みを感じていました。


だからこそ、こういうのはちょっとどうなん?と思ってしまいます。


前から家庭用ゲーム機ではそうでしたが、要するに何度でも際限なくやり直すことができるというところが、おっさんとしてはどうしても引っかかるのです。


ちょっと上手くいかなかったらすぐにやり直しがきくという状態に慣れてしまうと、あまり何も考えず、後先もわからないまま、軽い気持ちでやってしまうようになるでしょ?


それがゲームだけの話なら良いですが、現実の世界でも、ちょっと上手く行かなかっただけで、すぐに最初からやり直しが利くと思っていたとしたら大問題です。


ゲームのリプレイが簡単にできる癖がついてしまうと、現実の世界でも、あの時、ああしておけば良かったとか、こうしておけば良かったとか、そんなことばかり考えるようになってしまうんじゃないかと心配です。


人生はいろんな失敗から学ぶものです。


しかも、その失敗をやり直すことができないまま、先へと進まなければいけない場面ばかりです。


当たり前ですが、安易にクリアしてリプレイできるものではありません。


だからこそ、未来のことをしっかり考えて、今どうしなければいけないのかも慎重に考えて、日々の行動につなげていかなければと思います。


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