【塾長日記】模試を受けたのは何のため?

高校の補習で、先日実施された模試の解説をしました。


ついこの前やったばかりのやつです。


自己採点もしているのですが、どうも採点しただけに終わっている生徒が多いように思います。


点数に興味を持つのは、今の自分の実力を測る上で大事なことなので、それはそれで良いのですが、模試の重要な目的はそれだけではありません。


出来なかった問題、解き方がわからなかった問題、ケアレスミスをしてしまった問題。


そういう、点数にならなかった問題の正解と解き方を確認して、次回以降はできるようにすることが大きな目的のはず。


ところが、そこに興味を持っていない生徒が多いのが心配なのです。


〇か✖かだけチェックしたら、そのまま放置している生徒が大半です。


入試で必要の無い科目ならまだしも、必要な科目のはずなのに・・・


成績上位層との大きな差はそこにあります。


出来なかった問題をそのまま放置していても平気なメンタルをまずどうにかしないといけないのですが、もう10年以上もそういう習慣で勉強をしていると、それが当たり前になってしまっているのですね。


修正は簡単ではありません。


小・中・高と一貫して指導していると本当に思うのですが、小さい頃からの習慣付けってとっても大切。


模試だけのことじゃなくて、社会に出て仕事をするようになってもそうです。


出来なかったことや間違えたことを反省し修正する能力を養いたいものです。


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