【竜操教室 塾長日記】進学希望状況第1次調査結果発表!!
普通科の倍率が軒並み上昇し、悲鳴が聞こえてきそうです。
と言っても、2倍にもなったわけじゃありません。
ここからまだ減りますしね。
いや待てよ、そんなに減るかな???
ここ最近は私立人気が高まって、私立の上位の特別進学コースへ流れていたのですが、その私立が互いに競争のあげく、「併願推薦」なるものを明確に発表し始めたことが、結果として県立上位校人気を復活させたのではないかと個人的にとらえています。
つまりこうです。
今までなら、県立普通科の倍率がちょっと高くなっただけで「私立専願」へ切り替える安全思考の生徒と保護者が、「併願推薦」という後ろ盾を得て、強気で県立第1志望に挑むということになるのではないか・・・ってことです。
山陽学園発展プログラム「41」(あくまで出願資格)
学芸館スーパーV「40」(あくまで目安)
就実アドバンス「37」(あくまで出願資格)
明誠Ⅱ類「36」(あくまで推薦条件)
各学校とも最上位コースの次に当たる、国公立大学を目指した上位コースです。
これらはすべて”併願”オッケーの基準評定値で、各学校ともあくまで基準と言っていますが、まあほぼほぼ合格の確約と考えても良いものですから、滑り止めとしては申し分ありません。
明誠と山陽が去年から、就実は以前は男子だけ34以上という基準でしたが今年から男女とも「37」になりましたし、学芸は「42」だったのを今年から「40」に下げました。
そういう滑り止めシステムが浸透してきた結果、県立普通科上位校の倍率が増加したのだとすると、これは一般入試まで人数が減ることなく、厳しい戦いが続きそうな予感がします。
評定が基準に達していれば面接だけで合否を出すところも増えてきてますが、上位コースで「併願」でもOKとなると、入試制度としてはちょっと疑問に思います。
今まで安全思考の専願者を上手く取り込んでいた一部の高校では、専願者が減って、併願者を増やすことにならないのか・・・
あくまで個人的な感想ですが、今年は大きく傾向が変わりそうなので、注目して傾向を追っていきたいと思います。
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