【塾長日記】何のために勉強をしているのかを真剣に考えたことがありますか。
昨日のニュース番組で、中国の大学入試制度「高考(ガオカオ)」について特集しているのを見ました。
貧しい農村部に生まれた受験生にとって大学進学は、豊かな都市の戸籍が得られる一発逆転のチャンスということで、
そのチャンスにかけて、高校では朝8時から夜11時まで勉強するのだそうです。
それも、毎日、土日も祝日も無く。
インタビューを受けた女子生徒は、自分のためだけでなく、支えてくれる家族皆を豊かにするために頑張っていると泣きながら話していました。
家族に、食べるものや着るもので不自由をさせたくない・・・だから自分は頑張っているのだと。
それを考えると、日本は恵まれているのか、それとも甘いのか。
家族を養うどころか、自分の食い扶持を稼ぐことすら想像できていない生徒がほとんどですもんね。
日本でも経済的格差の問題がよく取り上げられますが・・・
いろいろな支援の話はあっても、自から環境を変えようと死に物狂いで努力しているという話はあまり聞きません
何のために今勉強をしているのか。
自分の置かれた環境をより良いものに変えていくため、そして家族の置かれた環境もより良いものに変えていくため。
そんなことをちゃんと考えて勉強や他の努力をしている日本の子供たちがいったいどれぐらいいるでしょう?
少子化が進んでいるのに、努力や頑張りでも周りの国々にかなわないとなってくると、この先日本は沈んでいくばかりですよね~。
心配です。
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