【竜操教室 塾長日記】移行措置は生徒のことを考えて

英語の入試問題の過去問をやっていて、ちょっと困るのが単語のこと。


教科書が切り替わったことによって、今年の3年生は、1、2年は旧教科書、3年で新教科書ということになって、文法がいろいろすっ飛ばされているだけでなく、単語についても習っているはずのものが抜けていたりします。


長文を読んでいて、知らない単語や表現をチェックしてもらうと、え?それ知らないの?ってことがよくあります。


この時期に過去問の長文をやっている生徒ですから、成績は上位層なので。


習ったことがあるか習ってないかの記憶はまあまあ正確で、「見たことありません」って言われる単語は、確かに学校では習っていないものがほとんど。


これから習うはずの単語であれば良いのですが、教科書の切り替えで、習うはずなのに習わないままになってしまう単語もあって、ちょっと困ってしまいます。


教科書改訂以前から、学校の授業進度の関係で授業で扱わなかった長文の中にある重要な単語や熟語が入試に登場して困ることはよくありましたが・・・


それが、長文の中のいくつかの単語ならまだ良いのですが、リスニングや小問の中のキーワードになっているような単語だった場合、答えられないってことになります。


そうならないように、習う習わないに関わらず単語の語彙を増やしておくことが大切なのはもちろんですけどね。


でも、移行措置ですっ飛ばされた文法も含めて、現中3生は高校でも新しい教科書になりますし、ちょっとかわいそうだなと思います。


入試では出題内容にそうした配慮がされるでしょうか。


教科書改定の時は毎回ですけれど、移行措置については生徒のことを第一に、もっと丁寧にやって欲しいなと思います。

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