【塾長日記】調査をするのは良いけれど・・・

竜操中の予定表が無事手に入りました。


よく見ると、どうも、今年から2年生の春休み明け課題テストは無くなったようです。


市内の市立中学はすべて。


3年生はもともと全国学力調査があり、1年生は岡山市独自テストがあったんですが、それが今年から岡山市学力アセスという名称になって、1年生も2年生もその対象になったということが原因のようです。


そりゃま、確かにテストだらけになってもしょうがないですけどね。


新学期は何かと行事があるので忙しいですし。


でも学力アセスをやるから課題テストは無くしても良いというのはちょっと疑問なんですよ。


この”学力アセス”ですが、そもそも生徒の学力調査をした上で学校や先生がその後の授業改善につなげる目的で実施するものです。


ここが問題なのですが、要するに生徒個人個人の学力のチェックと向上を目指すものではないのです。


そんなもん、テストはテストだから同じでしょ?と思ったら大間違いです。


この学力アセスですが、実施日が4月18日にも関わらず、採点結果の帳票が戻ってくるのがなんと6月下旬なんですよ。(と市教委のHPに書いてあります。)


2か月も経ってから返却されて、なんか意味あります???


しかも、昨今の流れで、せっかく岡山市全体の生徒が受けるというのに、全体順位や偏差値なんかはもちろん公開されないわけです。


これは、3年生や小学6年生が受ける全国学力テストも同じこと。


全国学テなんて、成績が返却されるのが夏休み明けてからです。


4月実施ですから、4か月後ということになります。


毎年のことですが、このスピード感の無さはなんとかならないものかと思います。


学校によっては、すぐに解答を配って自己採点をさせたり、解説の授業をする先生も居るのかもしれませんが、少数派でしょう。


受けたら受けただけでそのままほったらかしの学校がほとんどじゃないかと思います。


従来通りの課題テストなら、すぐに採点返却されて、少なくとも1週間以内に成績は出ますからね。


もちろん学力調査とそれにともなう授業改善は大事と思います。


でもその前に学校現場でやれることもたくさんあると思います。


例えば、何かと理由をつけてすぐに短縮授業や午前中だけ授業、家庭学習日にするのをやめるとか。


各学期の期末テスト後から終業式までの1週間~10日間についても、遊んでないでちゃんと6時間授業をやるとか。


5教科しかやらない中間テストは1日で済ませるとか。


夏休みに入ってからの補習授業をせめて希望者だけでもやるとか。


そもそも、教科書が終わらないクラスがあるのにリスケもやらないでそのまま次年度に持ち越すのが常態化しているのもどうかと思いますし。


主要教科の授業時間数を数えてみると、年間の所定授業時間が本当に確保できているのかもちょっと怪しいように思いますし。


果たして、今年はどうなることでしょう。


何らかの改善の動きが見られることを期待したいと思います。


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