【塾長日記】学校の宿題が上手く回っているのであればそんなに心配はしていないのですが・・・

今日は年度末。


長かった春休み(のような期間も入れて)も終わり、あっという間に新学期になります。


ところで、学校の宿題って今どこまで進んでいます?


竜操の新中2生は5教科の冊子が1冊なので、そこそこの量。


新中3生は、”新研究”や”整理と研究”などのページ指定をしている教科もあれば、別冊子で配られている教科もありますので、これは結構な量です。


これらの宿題をちゃんと上手く回しているのであれば何の心配も要らないですけれど、今になっても(提出まで1週間以上残ってますが)まだ終わっていないというのであれば、それはちょっと問題だと思うのです。


学校からの宿題、そしてもちろん学校の授業は学習の基本です。


それらが上手く回っているのであれば、それにプラスで塾へ行ったり、通信講座を受けたり、問題集を買ったり、というのは全く問題ないですよ。


でも、そこまでちゃんとできるのは、かなり成績上位の生徒だろうと塾長は思っています。


だって、学校の授業や宿題をちゃんと回していくだけでも、結構な学習量だからです。


だから平均的な成績の生徒たちの多くが、学校の授業や宿題が上手く回っていないのにも関わらず、


塾へ行ったら別の教材で指導され、別の教材で宿題を出され


通信教材はどんどん送られてきて机の上に山積みになり


新たに購入した問題集は綺麗なまま本棚に置かれている


そんな感じでどちらもこなせずに中途半端になっている現状を目にします。


普通の塾へ行くと、当たり前のように新しいテキストを買わされて、それをやらされます。


それも商売のうちですから仕方ないのかもしれませんが、学校からも立派なワークやプリントを適宜配布されているのです。


それらを全部こなせれば相当力がつくとは思いますが、実際は、全部こなすことができるのはすでに力がある生徒ということになってしまいます。


塾の宿題など学校以外の教材の学習を優先した結果、学校のワークやプリントは時間が足りなくて答の丸写しになってしまったというのではまさに本末転倒なのですが、実際そのような状態になっている生徒が結構な割合で存在していると塾長は思います。


うちの教室は、成績層で言うと本当に上位から下位まで通っているので、8年もやっていると、成績層別に比較して生徒が学校の授業や宿題をどのように扱っているかもよくわかります。


当然、上位層に対しての指導内容とそれ以外の生徒に対する指導内容も全然違ったものになるのですが、その中でも一つの大きな判断基準が、学校の授業や宿題を上手く回せているかということになります。


学校の授業や宿題がすでに負担になっている生徒に、さらに別の負担をかけて追い込んでも良い結果になるとは思えません。


週に数時間しか関与できない塾としては、”学校の授業や宿題を大切にしていくこと”を指導していくことが最優先だと思っています。


なので、年度の切り替わるこのタイミングでまず気にして欲しいのが、宿題の進み具合なんです。


塾の春期講習へ行っていようが、通信教材の勉強をしていようが、それはそれとして、学校の宿題の進み具合がどうなっているのかについては、常にチェックをするようにして欲しいと思います。


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