【塾長日記】毎年この時期に思うことは、どうやったらできるだけ早い段階でこの状態に持ち込めるかということ。
今日は日曜日ですが、いよいよ10日後に迫った県立高校一般入試に向けて無料開放中です。
ここまで押し迫ってくると、生徒たちは今自分がやるべきことをただ黙々とこなしていくだけになります。
時折質問がありますが、ほぼ自学自習の時間。
勉強に集中できる場を提供することさえできれば、それだけで事足ります。
ほとんど手間もかかりませんし、無料開放で十分。
家の方が集中できるなら、家で勉強すれば良いし。
わからないところを聞きたいなら、いつでも塾に来れば良いですし。
そういう選択を自分の判断で出来るようになることも大切だし、時間も自分で決めて集中して自主的に勉強できるようになることも大切。
強制は一切ありません。
というか、ここまで来ると強制する必要がありません。
目先のゴールはもちろん入試ですが、それ以上に自学自習ができるようになることが大事だと塾長は思います。
聞くところによると、
他塾では、”直前講習”とか、”入試対策”とか、適当な名前をつけて、さらに追加で授業を売ろうとしているところもあるようです。
それも半ば強制的に。
勉強にまだ前向きでない下級生は別として、正直、受験生にそんなもん今さら必要無いでしょう。
売る方からすれば、入試直前は売り安い、なんでも買ってくれる時期だから推しているだけだと思いますけどね。
もうあと少しだから、やれるだけのことをやっておきましょう!という保護者の気持ちをうまく利用して、必要もない追加授業を買わせているだけです。
この前も、”ネット販売で売れるマジックキーワード3選”というのを見ていたのですが、その3つは、①刺激を与える、②おまけを提供する、③危機感を煽る、と書いてありました。
全然買う気が無かったのに・・・
そういう顧客の背中を一押しするのには、この3つの言葉が有効なのだそうです。
そりゃ売る側から見たらそうなんでしょうけどね。
売られる側からすれば、全然買う気が無かったものを買わされたのでは、たまったもんじゃありません。
売る側として、今危機感を煽れば簡単に売れる・・・とわかっていても、自分が逆の立場だったら無駄なものや必要の無いものは買いたくないに決まってるじゃないですか。
塾を経営しながらも、自分だって子供を持つ親ですから、目線は常に生徒の親側に立っていなければと思います。
ちょっと脱線しましたが・・・
ともかく、こちらが強制しなくとも、自分から長時間、黙々と勉強をし続けられる今の状態を、いかに早い段階からできるようになるかが大切と思います。
頑張る先輩たちを見て、1、2年生たちには何か少しでも感じ取って欲しいものです。
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