【塾長日記】外来語の語彙の足りない子供たちは、英単語の綴りを覚えるのにも一苦労。
単語の暗記をしています。
小さい、小さな(smallじゃない)
答はlittleなんですが、これ、日本語で”リトル”と一致するでしょう?
ところが、
日本語で”リトル”って聞いたことない?
リトルプリンセスとか、リトルリーグとかって言うじゃん。
と言っても、
知らない、初めて聞いた。
あ、でも聞いたことはあるかも・・・
と言われます。
英単語を覚える上で、外来語の語彙が少ないのはかなりのハンデです。
おまけに、英語の発音は”リトル”と読んでくれませんから、
小さい → 日本語でリトル → 綴りはlittle → 英語の発音は”リルー”
こういう流れで暗記すれば良いのですが、”リトル”がそもそも頭の中に無いんですね。
先に英語の発音を聞いて、
小さい → ”リルー” → なんで綴りに"t”が入るの? へ? (゜_゜)
という感じです。
えっと、言いたいことが伝わってますでしょうか。
要するに、中学生でも、外来語を外来語と捉えられていない、そういう意識を持っていない子というのが一定数居るのです。
トマト、玉ネギ、ニンジン、ジャガイモ、レタス、パセリ etc
これを見て、外来語はどれ?と聞いても自信をもって区別できていないのです。
別に話を盛っているわけではないですよ。
どれだけ単語をやってもなかなか覚えられないとか、新しい単語を見ても、なかなかその意味が想像できないとか。
実際、そういう子にいろいろ聞いてみると、その単語が語源になっている日本語の外来語を知らないということが多いです。
まあ、野菜はちょっと極端ですが。
でも、妖怪ウォッチのウォッチって腕時計のことだよ
って言うと、
え、そうなん?
あ、そういうこと。
というリアクションは、別に珍しくないんですよね。
そんな現実と日々闘っていると、強く思います。
新しい学習指導要領って、あんなんで大丈夫?
困るのは現場の先生です。
上を伸ばしたいのか、下を追いつかせたいのか、全体に持ち上げたいのか、さっぱりわかりません。
ちなみに写真は”リトルマーメイド”です。
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