【塾長日記】確かめ算はいつやるの???今でしょ!! 自分の計算力を信用してはいけません。
数Ⅰのデータの分析。
あるいは、中学1年生の資料の整理。
平均値を求めさせられます。
たとえば、
10人のハンドボール投げの記録。
26、25、32、28、32、25、24、34、28、26
これを全部足して10で割れば平均が出るんですけれど。
左から順番に足していって答が出た後で、すぐに右からもう一度足して、答が同じになるか確かめてます?
え~、面倒 (+o+)
というリアクションを取っている限り、数学の力は伸びません。
たかだか数十秒の計算を2回通りやったからと言って、そんなに面倒ではありません。
面倒なのは、こんな基本計算を間違えたことで、この後、この答を使った関連問題をすべて間違えることでしょう?
センター形式の問題であれば、数問解いた後で、
あれ?おかしいな?答がワクにはまらない???
ってなったところで、また最初まで戻ってすべて計算しなおしになったら、それこそ、面倒なんてもんじゃないですよ。
たかが2桁の足し算を間違えただけで、それが合否を左右するような失点につながることだって、十分に考えられるのです。
計算ミスをする人ほど、自分が計算ミスをすることに危機感がありません。
危機感が無いので、1度の計算で出した答を簡単に信用してしまいます。
計算ミスをしない人というのは、自分の計算ミスに危機感がありますから、計算する度に、必ず確かめ算をする癖になっています。
ちょっとした気持ち持ち方の違いですが、この違いは、とてつもなく大きな差につながっています。
テストで確かめ算をしなさいというと、全部解き終えて、そのあと余った時間でするものだと思い込んでいる人が居ます。
はっきり言って、数学がめっちゃできる人以外、テストで時間が余ることはほとんどありません。
時間が余らないということは、確かめ算をする時間だって無いのですよ。
だから、あとから確かめ算をしなくても良いように、計算するたびに確かめ算をしていく必要があるのです。
さっきの平均を求める計算だって、計算のやり方がわからない人なんて居ないでしょう?
でも、常に間違えずに計算できる保証は無いのです。
確かめ算はその都度やるもの。
これを習慣化して欲しいと思います。
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