【塾長日記】市立中学校全教室にエアコン設置を決めた倉敷市。素晴らしいと思います。
めちゃくちゃ寒い1日ですが、暑い話を一つ。
今朝の朝刊の記事の中。
日米首脳会談よりも、入国禁止の大統領令の差し止めよりも、防衛大臣への追及よりも、小保方さんへの名誉棄損よりも、重大なニュースがこれではないかと思います。
素晴らしいの一言。
倉敷市の決断に拍手です。
去年もちょっと話題にしたのですが、岡山の公立小中学校のエアコン普及率は全国的に見て、最低最悪です。
以下は一昨年の記事ですが、ちょっと見てみてください。
グラフだけ抜き出したのがこれ。
7月の平均最高気温が全国5位にも関わらず、当時のエアコン普及率がなんと10.9%。
岡山市に限ったら、ほぼ0%なんでしょう?おそらく。(すみません、憶測です。)
お隣の香川県が80%を超えているのに・・・。
ただ、設置費用は岡山市だけでも何十億円という単位でかかるそうですから、なかなか設置に踏み切れなかったというのもわからないでもないですが・・・
いや、
自分が直接被害を受けていないから、わからないでもない・・・なんてわかったようなことを言っていますが、もし自分が真夏にエアコン無しを強制されていたとしたら、これが黙っていられるはずがありません。
子供にエアコンなんて贅沢だ!
俺が子供の頃には、汗をだらだら流しながら勉強したもんだ。
(だからお前らもそうしろ!)
そういう超サディスティックな精神論は今すぐ止めにしませんか?
そんなことを言う大人は、まず自分がエアコン無しで過ごしてみて欲しいと思うんですよ。
全教室にエアコンを設置する意識決定ができない市長も議員も、とりあえずエアコンの無い執務室や議会で仕事してみろ!って感じです。
役所関係も全部ですよ。
予算が無いんだったら、皆で苦しみを分かち合うべきでしょう。
岡山県教委の策定した教育振興基本計画には、いろいろ立派なことが書いてありますけどね。
学校の設備の充実に関してはまったく何も触れてません。
そりゃあ、自分たちは空調の行き届いた部屋でのんびり考えているんだから、エアコンが無い地獄の環境で勉強させられる子供たちのことなんてまさか考えも及ばないでしょうよ。
たしか去年までは、予算的に耐震化を優先したから仕方が無かったという言い訳でしたから、耐震化にほぼ目処がたった今、岡山市もエアコンの設置にすぐにでも取り掛かるべきと思います。
大人が声を上げていかないと、子供たちの意見は簡単に抹殺されちゃいますからね。
そういえば、洋式トイレの普及についても、避難所として使ったお年寄りが要望したら、急に話が進みましたっけ?
それこそ一度、真夏の猛暑日に、クーラーの無い教室を模擬避難所にして、地域の人たちを招待してみたらどうでしょう?
すぐに設置に動くんじゃないですかね~。
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