【塾長日記】テストの解答で、理屈としてはOKでも実際にはおかしいというのは極力止めにして欲しいものです。

中学生1,2年生は自己診断テストが返却されています。


定期テストに比べると範囲も広く難易度も高めなので、なかなか点数が伸びないので、皆今一つ冴えない顔をしています。


まあ、それはそれとして。


2年生の英語の問題にこんなやつがありました。(以下もちろん問題は英文です。)


野球部の練習試合が明日の10時30分から開催されます。


開催される北公園までは、自転車で行くと約40分かかるとのこと。


さて、自転車で行く生徒が出発するのに最も適正な時間を次から選びなさい。


ア:9時20分  イ:9時40分  ウ:10時  エ:10時30分


で、あなたは何を選んだの?と聞くと、


「ア:9時20分です。」


え?なんで?


「だって、9時40分に出発したら、10時30分ぎりぎりになっちゃうじゃないですか。だから余裕をもって9時20分に出るのが適正と思いました。」


いや、まあその通りなんだけど、こういう場合、ぴったりの時間を選ぶものじゃん?


「でも、正解してましたよ。」


え?そうなの?そんなバカな・・・と思ってよくよく問題を見返したら、ちゃんと”集合時間は10時”って書いてありました。


なんだ、10時集合なら9時20分で間違いないですよ。


生徒も塾長も2人とも見落としてましたけどね。


でも、この生徒のごくごく真っ当な発想にちょっと驚きました。


確かに、実生活において、40分かかるところへ行くのに、集合時間のぴったり40分前に出発しているようではダメですもんね。


この問題も、選択肢が他に無いからちょうど40分前の9時20分が正解ですが、実際の話だったら余裕をもってもっと早めに出発するでしょう?


だから、9時20分が適正な出発時間とは言えないです。


そういうところをもうちょっとだけ加味して問題作成をすべきではないのかなぁ・・・


と塾長は思いますが、皆さんいかがでしょう?


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