【竜操教室 塾長日記】高校の勉強を舐めてはいけない。
普通科進学校へ進もうとするレベルの生徒の中には、中学時代、特に何の勉強もしなくても、なんとなく授業を受けてなんとなく課題を出しているだけで、そこそこ上位の成績を取れていた生徒が少なくありません。
小学校までの貯金なのか、家庭環境なのか、あるいは才能なのか、理由はよくわかりませんが、本人が特に努力をしなくても成績が取れてしまうのでその時は楽で良いですが、ここで勉強を舐めてしまうと、後々必ず苦労します。
いや、中には高校でも同じようにのほほんとしたままたいした苦労もせずにそこそこの成績を取って、そこそこの大学へ進学する生徒も居ないことはないですが、これは少数派です。
多くの生徒は、高校で成績を取るためには努力が必要不可欠だということを思い知らされることになります。
小学校や中学校からコツコツと努力をしていた生徒にとっては当たり前でも、小中で何もしなくてもなんとかなっていた生徒には大きなギャップです。
もともと、何もしなくてもそこそこの位置に居られたというのは大きなアドバンテージだったはずですが、このギャップを乗り越えられないと、簡単に沈んでいきます。
普通科の勉強内容は簡単ではありませんし、勉強量もかなりのもの。
やらなくてもできると自分の能力を過信してしまうと、面倒な努力からは自然と逃げてしまいます。
高校では、コツコツと努力してこなしていくことが習慣化されていないと、一度沈んでしまったら浮かび上がるのはほぼ無理なんですよ。
毎年毎年多くの生徒がそうやって深く沈んでいくのを目にします。
高校は、入試を通してそもそも同じレベルの生徒が集まっているので、少しでも手を抜けば簡単に下位層に沈むのは当たり前です。
今、それほど苦労をせずに好成績を取っている中学生にも、そういう危機感を植え付けていかなければと強く思います。
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