【塾長日記】辞書を引かない中学生達。それはそうと電子辞書っていずれ消えゆく運命と思いませんか?

先生、辞書貸して!


自学ができるようになってきた中学生に、よく言われます。


今時の中学生は、そもそも、自分の英和辞典を持ってないんですね。


電子辞書だって、中学生で自分専用機を持っているのは相当意識の高いご家庭だけです。


昔昔、塾長が中学校に上がった時には、辞書はすべて強制的に買わされたような記憶があるのですが、今はそんなことはありません。


だから学校の授業中でも、みんなで辞書を引く練習なんてしませんし、できないのです。


せいぜい、教科書の終わりの方にある簡易辞書を引くぐらい。


それに、教科書本文に出てくる単語は、授業中に先生が教えてくれますし、わざわざ自分で調べる必要もありません。


こうやって、英語を3年間も習っているのに、辞書を一度も引いたことがないという生徒がどんどん育っていくことになるのです。


でも、そんな生徒たちでも、今ではほとんどの子がスマホを手にしている時代。


電子辞書を買うのは躊躇するくせに、スマホには毎月何千円も支払っているわけですよ。


その上、最先端の高機能・高性能を、せいぜいラインとTwitterとゲームにしか使っていないのですから、とてももったいないことだと思います。


だから、辞書貸して!って言われたら、スマホを持っているのなら、スマホでの調べ物の仕方を教えるようにしています。


Google検索でいきなり検索しても良いし、英和や和英ならラインの変換を使ってもスピーディーだし、常に最新情報にアクセスできますし、こんな便利なものはありません。


スタディサプリのような映像授業もいつでも見れるし、いろんな学習コンテンツも次々に登場しているし。


そう考えていくと、オフラインで辞書としてしか使えない電子辞書って今後も必要なのか?という素朴な疑問が沸いてきますね。


現状は、勉強するなら電子辞書の方が使いやすいっていう意見が大半でしょうけど、そう言ったら昔のワープロだって、文章を書くのならパソコンよりもワープロの方が便利なんて言ってたじゃないですか。


電子辞書って、昔のワープロやラジカセのように、数年で消えゆく存在になるんだろうなぁ・・・と思いつつ。


まあ、まだ今のところ、特に保護者や先生の世代では、スマホと勉強って真逆の物のように捉えられていて、勉強でスマホを活用するなんてとんでもない!って思っている人が多いでしょ?


学校への携帯持ち込み禁止なんて建前だけの校則もまだまだ幅を利かせてますしね。


そういう状況が変わるまで、しばらくは勉強にしか使えない電子辞書も生き残れるかもしれませんけど。


フィルム式カメラのように、いずれ消えていきますよ、きっと。


そう言えばその前に、紙の辞書がどこまで生き残れるのかって問題もありましたね。


そっちはもう決着ついたでしょ?おそらく。


教える立場とか、買い与える立場じゃなくて、自分が実際に今使う立場になれば、答は簡単に出ると思うんですけどね~。


何の話だったかよくわからなくなりました。


要するに、英語を勉強する気があるのなら、紙でも電子辞書でもスマホでも何でも良いけれど、辞書ぐらい自分でちゃんと引けるようになりましょうということでした。

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